2017/11/13
Swallow日記 ~Part 013~ 『チャートから読み解くファンダメンタル』
ここでは、手法の構築方法について自分の経験談を中心に考え方を語りたいと思います。
ただ、文章にまとめるのが下手なので少しづつ書き足していこうと思いますので、時折どうなったかなと訪問していただければ幸いです。
チャートでもこの市場心理が読みとれる場面が存在します。
例えば、下記のレジスタンスラインの攻防です。
上記のような、4つの勢力が2つの陣営に分かれて拮抗した状態です。
- 損切の買い注文:ショートポジション保有者
- 利確の売り注文:ロングポジション保有者
- 新規の買い注文:ブレイク狙いの順張り派
- 新規の売り注文:レンジ相場狙いの逆張り派
※これを簡易的にみれるのがOANDAの→サイトです。これ以外にもいくつかのツールがありますので、今度紹介したいと思います。
私は、ブレイク後の方向性として2種類のパターンがあると思っています。
- 一般的なブレイクとして、ブレイク方向にトレンドが発生するパターン
- いわゆるストップ狩りという大手機関投資家やHF(ヘッジファンド)が行う仕手取引のパターン
その疑問について、下記のチャートで説明します。
[GBP/JPY 1M]
これが一般的なブレイク方向にトレンドが発生するパターンです。それまで、189.80は底値と捉えていた多くの機関投資家が、一斉に高値と意識しだした・・・つまり『市場心理』が変化したわけです。
そして、そのままどんどんレジスタンスラインは163.30、147.80と落ちていくわけです。
そしてまた、レジスタンスラインがレポートラインに転換する場面が来ます。
それは147.80のレジスタンスラインが意識しだされてから、4ヶ月後・・・
サポートラインとして機能しだすわけです。そしてさらに2ヶ月その堅さを確かめてから上昇トレンドを形成していきました。
そしてそれまで、レジスタンスだった163.30をブレイク後、3ヶ月後にはサポートラインとして堅さを認識するとさらに195円付近まで上昇していったわけです。
その間にも、ラインを引いてませんがサポレジ転換のポイントがありましたね。
そして、189.80で意識されたレジスタンスをサポートラインとして確認しようとするのですが、ブレイクしてしまいました。これが上でいうパターン2です。
さすがにこれは月足なので、HFなどの仕手取引とは思いませんが『市場心理』としては上昇する根拠を失ったと言えるでしょう。
時間足などの場合、パターン2のストップ狩りはトレンド発生のレートまで戻ってきます。時には、そのままダマシのように逆行のトレンドを作り出すこともしばしば見受けれます。
これは、先ほどの大手機関投資家などがドテン売りや買いを仕掛けたことが推測されます。
そして、先ほどのブレイク後はレンジ相場かと思いきや、189.80が再びレジスタンスと認識されだすとみるみる下降していきました。
その後もサポレジの転換が起こっているのが分かるかと思います。
このように、一般的なトレンド発生にはサポレジの転換が確認されやすく、それこそが『市場心理』の変化と言えます。
ですから、サポレジの転換を確認したら素直に順張りした方が勝率は高いと言えます。ですが、これは時間足が短ければ短いほどサポレジ間の間隔が狭く、移ろいやすいので精度は低くなることに留意して下さいね。
より上位のサポレジ転換を見つけた方がいいわけです。でも、月足では上でもデイトレーダーにとっては週足の変化率だけでも致命傷になるので、取引スタイルにあった足での確認も重要です。
最後に、チャートを右端まで見た方はお気づきかと思いますが、今月から147.80付近を割らずに上昇していくようだとGBP/JPYは上昇トレンドに転じる可能性があるわけです。
ただ、本来のファンダメンタルを考慮するとそれは微妙な所ですが、この結果は『神のみぞ知る』ってことでまたの機会に( ^ω^)・・・
今回は長々とお付き合い頂きありがとうございました。
今後とも、皆さん宜しくお願い致します。